@yag_ays

高校の世界史を再履修する

最近いろいろなジャンルの書籍を読むなかで、自分の中で圧倒的に世界史の基礎的な知識が不足しているなと感じるようになったので、高校の世界史から勉強し直すことにしました。

最近読んだ本で言えば、例えば「サピエンス全史」といった重厚な人類史であったり、「会計の世界史: イタリア、イギリス、アメリカ-500年の物語」の会計学、「世界秩序が変わるとき」の政治・経済の将来予想などに触れたときに、書いてあることを一通り理解はできても、それらが頭の中で有機的に繋がらないと感じたことがきっかけです。ある事象が起きた時代にその近隣の地域ではどんな国家が繁栄し人々がどう暮らしていたとか、近代から現代に至る政治や経済の大きな流れはどうなっているのかとか、そうした知識の基盤になるようなものが不足していると感じています。   学生時代にもっと勉強しておけばよかったなと誰しもが思う後悔を一通りしたところで、じゃあいっそのこと高校の世界史から改めてやり直そうと思うに至りました。こういうのは早ければ早いほうがいいですからね。

どのように学ぶか

勉強するにあたって、まずはいくつか方針を決めました。

  • 学校で使われている教科書を使う
    • 目的はあくまでも義務教育で教えられる世界史の知識を体系的に身につけることなので、社会人からやり直すみたいな教養雑学的な本には頼らないことにしました
  • 教科書は一通り通読する
    • 自分が知らないが興味がある部分を選択して学ぶこともできますが、あくまで満遍なく基盤を作るということを目的に教科書を通読することにしました

教科書選びには以下のリンクを参考にしました。このように学び直すときにガイドとなる記事があると、本当に助かります。

高校世界史教科書で学びなおす歴史学習メソッド(2024年/令和6年改訂版)

結果として、以下の2冊を選んで購入しました。

他の選択肢

今回私は選択しませんでしたが、最近話題になったNHKの「3か月でマスターする世界史」も良さそうです。私の場合は、Amazon Primeでエピソード1を見たときにどうしても倍速で見たくなるくらいのザ・講義という感じだったので、個人的にはテキストを読む形で独学するほうが性にあっていると感じました。

3か月でマスターする世界史 - NHK

今の進捗

まずは教科書を通読しているところですが、この歳になって色々知識がある中で読むと、教科書って本当に分かりやすいですね。学生時代あれだけ苦労していたのが嘘のようで、興味が沸かなかったり取っ掛かりが無い中で勉強するというのは大変なのだと改めて思い知らされます。試験でいい点を取るために暗記しなくていいというのも、プレッシャーがなくて嬉しいところ。学生当時の柔らかい脳に詰め込んだからこそ容易に忘れない知識の基礎ができるのだという一面も否定できないですが、画一的ではない義務教育のあり方もあるのではないかと、0歳の子どもを育児しながらその将来をしみじみ考えたりもします。